koromorog ふたり暮らし

A子さんの恋人

 

 

こんにちは。こんばんは。

ツムラ23です。

 

今日は漫画のお話です。

 

少し前、ebookというサイトで期間限定無料公開していた、A子さんの恋人を読みました。

無料公開は1巻だけだったのですが、

これがとても面白い。

続きが気になってしまい、、、

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/475102/

 

 

近くのGEOに借りに行ったのですが、

取り扱いがありませんでした。

近くといっても、ちょっと遠いんですよね、GEOが。。。。

 

むしろ物欲を刺激されました。

 

怖いですね、衝動買いって。

気づいたら、Kindleで購入してました。

初めからそうしておけばよかったのに。

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というわけで大人買いです。全7巻。

 

 

あらすじはこんな感じ。

 

主人公はアラサー(私と同い年)漫画家のA子さん。

このA子さんが、3年間住んだ、ニューヨークから日本へ帰ってくるところから物語は始まります。

 

そして、ニューヨークに行く前に付き合っていたA太郎と、ニューヨークで付き合ったA君の、ふたりの恋人の間で揺れる物語です。

 

単に二股の泥沼という話ではありません。

大人の恋

と言ったら聞こえが良すぎますが、

なーなーになりすぎて、

向き合いきれず、けじめをつけきれない、

恋人たちの話です。

A子さんや恋人たちの間で、それぞれが、

 

自分とは、

生き方とは、

他人と生きるとは、、、

 

を自分自身に問いていく、その流れが非常に面白かったです。

また、A子さんのお友達の人間性もとても好き。

人間味があります。

 

(ここからは少しネタバレです。

 読みたくない方は飛ばしてくださいね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同年代ということもあり、かなり感情移入してしまった私は最終巻で号泣しました。

 

よく思うのですが、

いつになったら自分の理想とした大人になれるのだろうか。

いつまで経っても追いつけない。

特に世間的にはアラサーは

 

 

「いい大人なんだから」

 

 

と言われる世代。

 

そのあとはいろんな言葉が含まれますよね。

いい大人なんだから、、、〇〇。

 

大人ってなんでしょう。

 

私は、自分の人生をひとりで決められるほど、

成熟した思考や勇気もなければ、

会社の中では、いくらでもかわりの効く、

いち社員であることに不満であったり、、、

自分を見失わずに生きていくのがこれほどまでに大変なのだなと痛感することもあります。

 

むしろ大人だからなんなのか。

大人でも疑問も持つし、

この世に正解なんてないし、

迷っても、悩んでも、

後悔することだってありますよね。

 

でも、

 

それでいいよ。

大丈夫。一緒に考えていこうよ。

君は誰の代わりでもないんだから。

 

と言ってくれたら、、、

 

と、承認欲求についても考えさせられました。

 

全てのことに、結論を出す必要はなくて、

答えが見つからないことこそが、

答えになる時もあります。

 

なによりも、このA太郎とA君が夢中になる、A子さんなる人物が、とっても身軽なんです。

 

必要以上の執着をしない。

 

そんな性格に惚れたというか、憧れを持ってしまう。

わかります。

 

プロポーズされて1年以上も、返事を曖昧にすることができますか?

私はそんなことできません。

婚期や、対外的なことも考えますし、

そもそも、相手をそんな長期間留めておく自信がありません・・・

 

 

読んだら、少し身軽になって、

そして、誰かのことを思いたくなる一冊です。

私も読んだ後に、たくさん夫さんを褒めちぎりました。

 

さてさて、そんなA子さんが選ぶのは、どちらの恋人なのでしょうか。

 

登場人物や価値観については、

長くなるので詳しく書きません。

 

が、実はすでに3回読み直しました。

毎回新しい発見や気づきがあり、

はっ!とさせられます。

そして毎回最後のシーンで泣きます。ううう。

 

いつか、この漫画を読まれた方と、話してみたなと思います。

 

そんな、何度でも読みたい漫画です。

 

ぜひ。